汎用太鍼
「汎用太鍼」とは、漢法苞徳塾塾長の八木素萌先生が、鍼師の青木常朗氏の協力を得て、十数年の歳月を費やして作り上げた「刺入しない鍼」のことです。八木先生は湯液・鍼灸併せて四十数年の臨床経験と、膨大な漢法古医書の研究の結果、いわゆる「九鍼」の効果のかなりの部分を代用することができる物として、この鍼を開発しました。
最大の特徴としては、刺入することなくして、刺入鍼と同等かそれ以上の効果を期待することが出来るということです。その結果「鍼を刺す」ことに抵抗を感じている人々に対しても、鍼治療を受けて貰える可能性ができたということになります。
「鍼を体に刺すなんて絶対にいやだ」「鍼が体に入る感じが気持ち悪い」「感染が怖い」という声がかなり多いのが現状ではないでしょうか。
このような状況の中に於いて、この「無刺入」にして効果絶大な「汎用太鍼」を縦横無尽に使いこなせるようになれば、「鍼治療」はもっと一般的になり、将来の医療の一翼を担うものになる事ができるでしょう。